九変篇

智者の慮は必ず利害に雑う

●智者(ちしゃ)の慮(りょ)は必(かなら)ず利害(りがい)に雑(まじ)う「智者の慮は必ず利害に雑う」についてより詳しく教えてください。智者の慮は必ず利害に雑うという言葉は、智慧ある人は常に利害の両方を捉え、客観的な視点で物事を考えるべきだと...
九変篇

君命に受けざる所あり

●君命(くんめい)に受(う)けざる所(ところ)あり塗(みち)に由(よ)らざる所(ところ)有(あ)り、軍(ぐん)に撃(う)たざる所(ところ)有(あ)り、城(しろ)に攻(せ)めざる所(ところ)有(あ)り、地(ち)に争(あらそ)わざる所(ところ)...
軍争篇

窮寇には迫ることなかれ

●窮寇(きゅうこう)には迫(せま)ることなかれ故(ゆえ)に兵(へい)を用(もち)うるの法(ほう)は、高(こう)陵(りょう)には向(む)かう勿(な)かれ、丘(きゅう)を背(せ)にするには逆(むか)う勿(な)かれ、佯(いつわ)り北(に)ぐるには...
軍争篇

佚を以って労を待ち、飽を以って饑を待つ

●佚(いつ)を以(も)って労(ろう)を待(も)ち、飽(ほう)を以(も)って饑(き)を待(ま)つ近(ちか)きを以(もっ)て遠(とお)きを待(ま)ち、佚を以て労を待ち、飽を以て饑を待つ。此(こ)れ力(ちから)を治(おさ)むる者(もの)なり。「佚...
軍争篇

その鋭気を避けてその惰帰を撃つ

●その鋭気(えいき)を避(さ)けてその惰帰(だき)を撃(う)つ故に善(よ)く兵(へい)を用(もち)うる者(もの)は、其の鋭気を避けて、其の惰帰を撃つ。此(こ)れ気(き)を治(おさ)むる者(もの)なり。「その鋭気を避けてその惰帰を撃つ」につい...
軍争篇

その疾きこと風の如く、その徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し

●その疾(はや)きこと風(かぜ)の如(ごと)く、その徐(しず)かなること林(はやし)の如(ごと)く、侵掠(しんりゃく)すること火(ひ)の如(ごと)く、動(うご)かざること山(やま)の如(ごと)し故に其の疾きこと風の如く、其の徐かなること林の...
軍争篇

兵は詐をもって立つ

●兵(へい)は詐(さ)をもって立(た)つ故に兵は詐を以て立ち、利(り)を以て動(うご)き、分合(ぶんごう)を以(もっ)て変(へん)を為(な)す者(もの)なり。「兵は詐をもって立つ」についてより詳しく教えてください。兵は詐をもって立つは、孫氏...
軍争篇

迂を以って直となし、患を以って利となす

●迂(う)を以(も)って直(ちょく)となし、患(かん)を以(も)って利(り)となす「迂を以って直となし、患を以って利となす」についてより詳しく教えてください。迂を以って直となし、患を以って利となすとは、物事を直接的でない方法や迂回した手段を...
虚実篇

兵に常勢なく 水に常形なし

●兵(へい)に常勢(じょうせい)なく 水(みず)に常形(じょうけい)なし「兵に常勢なく 水に常形なし」についてより詳しく教えてください。「兵に常勢なく 水に常形なし」の意味と由来「兵に常勢なく 水に常形なし」とは、戦場では常に変化が起こり、...
虚実篇

兵の形は実を避けて虚を撃つ

●兵(へい)の形(かたち)は実(じつ)を避(さ)けて虚(きょ)を撃(う)つ「兵の形は実を避けて虚を撃つ」についてより詳しく教えてください。この教えは、戦争や武術に関連したものであり、水は高いところから低いところに流れるように、敵を攻撃する際...